DX・IT活用・異分野応用⑦・Excelでできる!原価分析テンプレート活用術

はじめに

「ITツールは高い、導入が難しい」。そんな中でも即日スタートできるのがExcel+テンプレートによる原価分析です。特別なソフトなしで、可視化と分析が可能です。


テンプレート例

  • KPIダッシュボード:損益分岐点、工程別コストなど
  • PowerQuery連携:CSVや売上台帳を自動で結合・集計
  • グラフ連動型テンプレート:月次推移、年度比較などに有効

活用のコツ

  • フォーマットはシンプルに、手書きの転記工数を減らす
  • 自動更新とフィルタ機能で“毎週更新”が苦にならない設計に
  • 社内共有時は「見せたいポイント」を赤枠・色分け

まとめ

Excelでも「見える化」は可能です。大事なのは“継続できる仕組み”と“共有しやすい形式”。まずは社内で使えるシンプルなテンプレートから始め、段階的に精度を高めていきましょう。

 

監修者

ファンクショナル・インプルーブメント編集部

製造業の原価低減・VE提案の専門家。
1996年より大手自動車部品メーカーで原価企画・VE推進を担当。
製造業の現場に根ざしたコスト低減施策を数多く企画・実行し、VE・VA活動の定着化支援や設計原価の見える化に精通。
「設計段階から原価の8割が決まる」思想のもと、最適構造設計や購買連携によるLCC視点の改革を実現してきた。

VOICE

  • ★★★★★5
    某大手総合重工業メーカー様
    VEの本質を学び、新たな技術的アイデアを発見
    これまで経験や勘に頼ったVEを実施していましたが、今回の研修を通じて、本来のVE(教科書レベルでなく実践)を学ぶことができました。
    その結果、従来のVEでは気づけなかった具体的なアイデアを抽出でき、大きな気づきを得ることができました。「目からウロコ」とはまさにこのことだと実感しております。今後はこの実践的な手法を活かし、より効果的なVE活動を推進していきたいと考えております。
  • ★★★★★5
    某大手自動車会社様
    「機能本位」の発想で抜本的な改善を実現
    これまでの発想は、主に「モノ」を基準に考えるものでした。しかし、VEの研修を通じて「機能本位」の発想の重要性を学び、単なる部分的な改善ではなく、抜本的な改善が可能であることを実感しました。この視点の転換により、従来の発想では見えてこなかった新しい改善策を見出すことができ、今後の業務において大いに活用していきたいと考えています。
  • ★★★★★5
    某外資系鉄道会社様
    機能別コスト分析による抜本的なコスト改善
    これまで部品単位でのコスト分析は行っていましたが、VEを学ぶことで機能ごとのコスト分析の重要性を理解しました。
    これにより、単なるモノの改善ではなく、コストが高い機能に着目し、より根本的なコスト削減を実現できました。もっと早くこの知識を学んでいれば、より多くの改善ができたと感じています。
    今後は引き続きVEの視点を取り入れ、より戦略的なコスト削減に取り組んでいきます。
 

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