DX・IT活用・異分野応用⑥ IT導入補助金でコスト改善!制度活用の具体ステップ

はじめに

中小製造業にとって、IT投資は原価改善の大きなチャンスである一方、費用面のハードルもあります。そこで活用したいのが「IT導入補助金」です。


活用のポイント

  • 補助率:1/2〜2/3(条件によって異なる)
  • 対象:原価管理、在庫管理、見積自動化など幅広いソフトウェア
  • 要件:業務改善の計画書・数値目標などを提出

申請のステップ

  1. 支援事業者(ITベンダー)選定
  2. 申請前ヒアリングと計画書作成
  3. 事務局へWeb申請 → 審査・採択後に導入可

成功事例

  • A社:クラウド在庫管理を導入し、在庫回転率20%改善
  • B社:自社開発の原価集計ツールにより人件費月20時間分削減

まとめ

「やりたいけどお金がない」と諦めていた原価改善施策も、補助制度を活用すれば実現可能に。まずは“支援実績のあるベンダー”から情報収集を始めましょう。


 

監修者

ファンクショナル・インプルーブメント編集部

製造業の原価低減・VE提案の専門家。
1996年より大手自動車部品メーカーで原価企画・VE推進を担当。
製造業の現場に根ざしたコスト低減施策を数多く企画・実行し、VE・VA活動の定着化支援や設計原価の見える化に精通。
「設計段階から原価の8割が決まる」思想のもと、最適構造設計や購買連携によるLCC視点の改革を実現してきた。

VOICE

  • ★★★★★5
    某大手総合重工業メーカー様
    VEの本質を学び、新たな技術的アイデアを発見
    これまで経験や勘に頼ったVEを実施していましたが、今回の研修を通じて、本来のVE(教科書レベルでなく実践)を学ぶことができました。
    その結果、従来のVEでは気づけなかった具体的なアイデアを抽出でき、大きな気づきを得ることができました。「目からウロコ」とはまさにこのことだと実感しております。今後はこの実践的な手法を活かし、より効果的なVE活動を推進していきたいと考えております。
  • ★★★★★5
    某大手自動車会社様
    「機能本位」の発想で抜本的な改善を実現
    これまでの発想は、主に「モノ」を基準に考えるものでした。しかし、VEの研修を通じて「機能本位」の発想の重要性を学び、単なる部分的な改善ではなく、抜本的な改善が可能であることを実感しました。この視点の転換により、従来の発想では見えてこなかった新しい改善策を見出すことができ、今後の業務において大いに活用していきたいと考えています。
  • ★★★★★5
    某外資系鉄道会社様
    機能別コスト分析による抜本的なコスト改善
    これまで部品単位でのコスト分析は行っていましたが、VEを学ぶことで機能ごとのコスト分析の重要性を理解しました。
    これにより、単なるモノの改善ではなく、コストが高い機能に着目し、より根本的なコスト削減を実現できました。もっと早くこの知識を学んでいれば、より多くの改善ができたと感じています。
    今後は引き続きVEの視点を取り入れ、より戦略的なコスト削減に取り組んでいきます。
 

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