成果測定・継続③ 見える化の武器!ダッシュボードで進捗を管理する方法

はじめに

「改善の効果が見えない」「現場の改善状況がすぐ把握できない」と感じたことはありませんか?そんな時に役立つのがダッシュボードです。この記事では、KPI可視化の手段としてのダッシュボード活用法とツール活用のコツを解説します。


ダッシュボードとは?

  • KPIや進捗状況を一目で把握できる可視化画面
  • 製造・設計・調達など、あらゆる部門で活用可能
  • 視覚的で直感的な「改善の見える化」手段

主な活用ツール

ツール名特徴利用例
Excel手軽で柔軟、関数やグラフで可視化可能シンプルなKPI一覧表・推移グラフ
Power BIリアルタイム連携・複雑データ処理に強い多部門横断の指標連動ダッシュボード
Google Looker Studio無料でクラウド連携、共有しやすいデジタル会議用の進捗報告画面

現場定着のポイント

  1. KPIが明確であること(曖昧な指標は可視化しても意味なし)
  2. 見るだけ”でなく“使う場”を作ること(朝会・定例会で活用)
  3. 誰でも更新・閲覧できる環境づくり(権限設定と更新の簡素化)

まとめ

ダッシュボードは“報告のための道具”ではなく、“改善を動かすエンジン”です。 自分たちのKPIを自分たちで見える化し、現場が自律的に動く仕組みをつくりましょう。


 

監修者

ファンクショナル・インプルーブメント編集部

製造業の原価低減・VE提案の専門家。
1996年より大手自動車部品メーカーで原価企画・VE推進を担当。
製造業の現場に根ざしたコスト低減施策を数多く企画・実行し、VE・VA活動の定着化支援や設計原価の見える化に精通。
「設計段階から原価の8割が決まる」思想のもと、最適構造設計や購買連携によるLCC視点の改革を実現してきた。

VOICE

  • ★★★★★5
    某大手総合重工業メーカー様
    VEの本質を学び、新たな技術的アイデアを発見
    これまで経験や勘に頼ったVEを実施していましたが、今回の研修を通じて、本来のVE(教科書レベルでなく実践)を学ぶことができました。
    その結果、従来のVEでは気づけなかった具体的なアイデアを抽出でき、大きな気づきを得ることができました。「目からウロコ」とはまさにこのことだと実感しております。今後はこの実践的な手法を活かし、より効果的なVE活動を推進していきたいと考えております。
  • ★★★★★5
    某大手自動車会社様
    「機能本位」の発想で抜本的な改善を実現
    これまでの発想は、主に「モノ」を基準に考えるものでした。しかし、VEの研修を通じて「機能本位」の発想の重要性を学び、単なる部分的な改善ではなく、抜本的な改善が可能であることを実感しました。この視点の転換により、従来の発想では見えてこなかった新しい改善策を見出すことができ、今後の業務において大いに活用していきたいと考えています。
  • ★★★★★5
    某外資系鉄道会社様
    機能別コスト分析による抜本的なコスト改善
    これまで部品単位でのコスト分析は行っていましたが、VEを学ぶことで機能ごとのコスト分析の重要性を理解しました。
    これにより、単なるモノの改善ではなく、コストが高い機能に着目し、より根本的なコスト削減を実現できました。もっと早くこの知識を学んでいれば、より多くの改善ができたと感じています。
    今後は引き続きVEの視点を取り入れ、より戦略的なコスト削減に取り組んでいきます。
 

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